人前で話すことがある日は憂鬱…
できればプレゼンとかが無い仕事がいいな…
プレゼンでうまく話せない…
緊張して頭が真っ白になる…
憂鬱で仕方がない…
朝起きるのが辛くなる…
人前で話すのが苦手な人にとって、プレゼンはとてもストレスがかかることだと思います。
私も昔は本当に嫌でしたし、不安でたまりませんでした。
今も決して好きではありませんし、プレッシャーがかかるシチュエーションでは、とてもストレスです。ですが、場数を踏んできたことで、乗り切ることはできるようになりました。
困ったときになんとか切り抜けるテクニックを身につけてきたことも、大きいかもしれません。
人によって、得意なことや不得意なことは全然違います。
もし今置かれている環境であまりにもストレスが強くかかるのであれば、もしかしたら環境を変えた方が自分の力を発揮できるようになるかもしれません。
プレゼンをしなくてもいい仕事や働き方を選ぶことが解決策になることもあるでしょう。
なお本サイトでは、プレゼンする際のプレッシャーやストレスを減らし、気持ちを楽にできる方法を他にも多数紹介しています。
もしかしたら、仕事の選択以外にも心を軽くするぴったりの方法があるかもしれませんので、ぜひ一度、他の記事にも目を通してみてください。
なぜプレゼンが求められることが多いのか
なぜ、多くの仕事でプレゼンが必要とされているのでしょうか。
それは、あらゆる仕事において、情報伝達が必要だから。
会社でも個人でも、利益を生み出すためには、お客さんへの価値の提供が必要です。そして大きな価値を生み出すには、一人(一つの会社)の力では限界があり、必ず協力することが必要なのです。
協力するためには、相互に情報を伝達すること(=コミュニケーション)が求められてしまいます。
特に、クリエイティブな仕事ではその重要性が増します。ひたすらディスプレイに向かうイメージのあるシステムエンジニアでも、チームで動く以上、プレゼンのスキルが求められることも多いくらいです
ただプレゼンと一言で言っても、大規模な発表から、業務上のちょっとした連絡まで、その難易度は様々ですよね。現在はリモートワークも普及し、Web会議で行うプレゼンが増えました。また、それに伴い、大規模なプレゼンと簡単な説明の垣根も、とても低くなったと感じます。
それによって、日常的に資料を画面に映して説明することが増えた一方で、人数が多いプレゼンでも、普通の説明と同じ感覚で行えるようになりました。
もし、「些細な連絡や説明も全て避けたい」となってしまうと、確かに職業の選択肢はかなり狭くなってしまうでしょう。しかし、「大勢の前で立ち、話す」という狭い意味でのプレゼンテーションであれば、避けることができる仕事はたくさんあります。
プレゼンが無い仕事だからといって人気がないというわけでもないですし、給料が低いというわけでもありません。
自分に合った仕事や働き方を見つければ、もっと楽に、もっと活躍できるのではないかと思います。
プレゼンがない一般的な仕事
いわゆる会社員と聞いて想像する営業マンや企画職など以外にも、たくさんの仕事があります。当然会社によっていくらでも変わるので、実際の業務は様々。募集要項にも様々な「職種」が書かれています。
いわゆる営業職、企画職、研究職、エンジニアなどは、どうしてもプレゼンを避けることができない傾向があります。
一方で、「プレゼンがなくても価値を生み出せる仕事」というのも、実はたくさんあると思います。
製造、倉庫
製造業の工場のオペレーターや、配送センターなどの作業を担う仕事です。
基本的には定型業務で、実際の製造や配送の作業を実施することになる、縁の下の力持ちといった役割です。
工場などの場合は、会社としてコストや品質を向上させるために、改善作業や提案などが必要なケースもあります。ですが、チームで改善提案を行なったり、書面で行う場合も多いので、“プレッシャーのかかるプレゼン”というシチュエーションはあまりないのではないかと思います。
一般事務
オフィスで働く、会社の基本的な作業(データ入力や書類作成など)を行う職種。「事務職」という名称などで募集があることが多いです。
会社によっては事務職と企画職の線引きが曖昧な場合もありますが、ある程度の規模の会社であれば業務が細分化されており、定型業務を安心してできる傾向が強いと思います。
ドライバー
バス、電車、トラック、タクシーの運転手などです。
バス会社や鉄道会社、運送会社に所属する運転手以外にも、一般的な事業会社や学校、幼稚園のバスや社用車の運転手など、実は選択肢が多い職業だと思います。
また、ウーバーなどのライドシェアや宅配などもあるので、個人で始めるハードルも低くなっています。
サービス
販売員、飲食、不動産、ガソリンスタンド、警備員、引越、イベント、ホテルフロント、清掃など、さまざまなサービスを提供する仕事。
対人業務となるためコミュニケーションはもちろん必要ですが、サービスの内容がはっきりしており、コミュニケーションのパターンは決まってくるため、比較的対応はしやすい業務です。
また、対面でのやり取りに慣れるためのステップとしても最適だと思います。アルバイトから始められることも多いため、一度挑戦してみることで自信がつくのではないでしょうか。
土木、建設
工事現場、建設現場などで作業を行う仕事。
当然、身体はキツいですが、精神的なストレスは少ないと思います。
体力に自信がある方は長所を生かせますし、体を動かすことによって気持ちが前向きになる効果もあります。アルバイトも多い職種なので、まずは挑戦してみると、心身ともに自信がつくかもしれません。
プレゼンがほぼない専門職
少しハードルの高いイメージのある専門職。しかし、実は職業によっては、プレゼンとは縁が遠い仕事も多くあります。
資格が必要な仕事も多いですが、逆に言えば、資格を取っていれば就職がしやすい環境であると言えます。また小規模な会社や施設が多く、就職先の選択肢も多いため、同じ業界で長く働くことができるというのも特徴です。
美容
美容師や理容師などの、手に職を持っている職業。
経験が必要なため、技術を身につけるまでに時間は必要かもしれません。また、一対一のやりとりが必要ですが、プレゼンなどのような多数の人間からのプレッシャーがかかる機会はあまりないと思います。少人数のコミュニケーションなら問題ない、手に職をつけたい、という方に向いているのではないでしょうか。
保育、介護
保育士や介護福祉士なども、プレゼンなど多数に対して情報発信する機会はあまりない職業だと思います。
子供や高齢者などと接する仕事なのでそうした大変さはありますが、やりがいのある職種です。
医療
看護師、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、歯科衛生士、医療事務など。
専門性が高く、資格取得のハードルも高いものも多いですが、その分給与や待遇も良い傾向があります。
一方で、業務の中心が医療の現場ですので、プレゼンなどの機会は会社員と比べて少ないと言えるでしょう。特に小規模な病院やクリニックなどであれば、プレゼンが必要なシチュエーションはほぼ無いと言ってよいと思います。
※ただし、大規模な病院や専門性の高い領域だと、研究発表や教育などの目的でプレゼンが日常的に必要となる場合も十分あります。
都市部、地方を問わず、病院やクリニックの数は人口に対して一定数あります。今後も需要は無くならないと想定されるため、安定した職業という点も魅力的です。
調理、栄養
調理師、栄養士も同様です。専門性は高いですが、その分知識や技能を活かして得意な分野で力を発揮することができるでしょう。
飲食店から学校、病院、企業と、就職先の選択肢も多いです。業務内容や働き方なども選ぶことができると考えられます。
警察、消防
警察官や消防士もタフな仕事ですが、プレゼンという意味では少ない傾向があります。ただし、部門や職種によっては必要な場合もあるので気をつけなければいけません。
また、公務員試験の一環でプレゼンテーション試験がある場合は、それを乗り越える必要があります。当然簡単なものではないですが、一度きりと考えれば、クリアする価値はあるのではないでしょうか。
もう一つの選択肢
プレゼンをしない、人前に立つことがない仕事でも、決して楽というわけではありません。
それぞれ必要とされる能力は異なり、それぞれの向き不向きがあります。
そして、どんな仕事でも覚えるべきことや身につけるべき能力があります。
もしかしたら、プレゼンをしなくていい仕事を選ぶよりも、プレゼンに慣れる方が楽ということもあるかもしれません。
もし「次のプレゼンだけ、少し工夫をして乗り切ってみよう…!」と思える方は、ぜひ一度だけ勇気を出してみてください。
苦手に感じる原因を知れば、乗り切ることもきっとできます。そして、新しい自分の能力を発見することにつながるかもしれません。
その時は、私も全力で応援させてください!
本サイトでは、他にもメンタルの整え方や、失敗しない・緊張しないためのテクニックなどをご紹介しています。やってみた結果ダメだったとしても、きっと次の一歩の助けになってくれるはずです。
以上、プレゼンをしなくてもいい仕事や働き方をご紹介しました。
プレゼンがないからと言って、全てが楽な仕事はないですが、少しでも「得意な分野」で力を活かせる仕事につくことが、日々の幸福度を上げることになるのではないかと思います。
そして自分の得意分野で能力を伸ばすことが、自分を助けることにつながります。
これから就職、転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。どんな形であれ、新しい一歩を踏み出すのを応援しています!
この記事では、プレゼンがない、もしくは少ない仕事はどんな仕事なのか、どんな選択肢があるのかをご紹介します。