【就活・研究概要プレゼン】企業の本音は?見られている5つの能力と必須対策

ビジネスの視点準備を始める前に発表のとき
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理系の研究職志望で就活をしています。

面接で「大学の研究内容を発表してください」と言われているんですが…
研究室での発表と同じようにやればいいんでしょうか?

いわゆる技術面接ですね。

就活の場合、大学や学会の研究発表とは目的が全く異なるので、注意が必要です。
どういったことを押さえれば内定につながるのか、見てみましょう!

企業の研究職、開発職などの職種では、就職活動の面接の際に大学で研究している内容の発表を求める場合が多いです。一般的に技術面接と呼ばれることもあります。
理系の学生は大学でも研究内容の報告や学会発表をする機会があると思いますが、同じ研究発表というお題でも、技術面接は完全に別物です。

この記事では、就活における研究プレゼンで企業が注目しているポイントやその理由、内定を勝ち取るために学生が押さえるべき要点を紹介します。

私自身、大学・大学院と生物学研究を経験し、就活を経て研究職で事業会社に就職しました。その後、企業目線でどのような研究人材が会社や社会に求められるか、活躍できるかという企画業務も担っていました。もちろん、こうした研究発表も両方の立場から経験があります。

そうした経験をもとに、本当に現場で必要とされる人材、すなわち企業が何としても内定を出したい人材に求める内容をお伝えします!

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企業側が考えていること、プレゼンの目的

見たいのは、研究内容そのものではない

企業が学生に求めるのは、多くの場合、専門分野の知識ではありません。なぜなら、元から企業と共同研究をしているような一部の研究室を除き、企業の研究内容と大学での専攻が一致することはほぼ無いからです。
多くの場合、学生が大学で研究している内容をそのまま活かす機会はほとんどなく、企業もそれを望んでいるわけではありません。

多くの場合に企業が求めているのは、課題を通して学生の能力や人柄を推し量ることです。研究プレゼンは、企業の研究職で入社後に必要になる能力を広く見るのに適した方法だと言えるでしょう。

もし専攻分野が一致していたら

一方、もし志望する企業の事業が大学の専攻分野と一致する場合は、もちろんチャンスです。最大限その知識を活かしましょう!
ただその場合も、それ以外の能力が重視されることも多いので、次に挙げる内容をしっかり確認してみてください。

企業が求める能力

企業の研究開発に最低限必要な基礎知識

事業領域に完全に一致する専門知識はほとんど不要ですが、多くの場合、科学の基礎知識はやはり必要です。それが大学で学んだ意味でもあります。
基本的な物理学、化学、生物学と、専攻のやや細かい分類(機械工学、電気通信工学、システム情報工学、高分子材料、分子生物学など、企業の領域に応じて)を理解していることが重要でしょう。

  • もし志望する企業の領域が自分の専攻とあまりにもかけ離れている場合でも大丈夫。なぜならば、現在の不確定なビジネス環境の中では、異分野の知識が新しいイノベーションを起こすためには重要だからです。
  • 仮に必要とされる基礎知識で弱い分野があったとしても、後から学ぶ姿勢を見せることができればOK。「分野が違う」ことを強みに変えることも可能です!

問題解決能力

企業に入ってからも、研究開発は困難の連続です。上手くいかなかったときに問題を解決する能力は非常に重要です。面接官も、困難があった場合にすぐに諦めることなく、研究を前に進める力があるかどうかを見ています。

面接の場面では、実際に大学の研究の中で直面したエピソードを話すのが効果的です。
失敗やハードルに対して「どのように考え、どのように対処したか。その結果どうなったか」という流れを論拠立てて説明することができれば、その説明があなたの問題解決力を証明する内容となります。

この内容は、仮説検証プロセスにも関連します。
問題が発生したとしても、しっかりと検証して次の手を打つ限り完全な失敗にはならず、前に進みます。仮説が正しくなかったとしても、何らかの情報は得られるため、得られた情報から次の解決策を導き出すことができます。このプロセスを繰り返す限り失敗は無いのです。
エピソードを通して、このプロセスを理解していることを示しましょう。

なるほど、確かにエピソードがあると信憑性が高くなりますね!

でも、なかなか思い浮かぶエピソードがないんですが…

仮に大きな失敗は無かったとしても、ちょっとした「つまづき」ならきっとあるはず。

面接官は問題の大小で判断をするわけではないので、そうしたエピソードを通して上記のような「問題解決のプロセス」を示すことが出来さえすれば大丈夫です。

技術的な問題、予算の問題、研究チームの人間関係の問題など、思い当たる内容を探してみましょう。

論理的思考と説明能力

論理的な思考力と、それを説明する能力は常に求められます。
面接では、因果関係を順序立てて明確に示すことができることをことを示しましょう。
話の流れに矛盾がないか説明がつながっているかをしっかりと精査して、発表内容を構築すればOKです。

なお説明の論理展開については、こちらの記事も参考にしてみてください!

応用力とアイデア力

既存の異なる二つ以上の事柄を結び付けて、問題解決や新しいものを生み出す応用力
人が思いつかないアイデアを生み出すことができるアイデア力

これらは、研究をするうえでも商品開発をするうえでも、重要な能力です。
「これをすればアピールできる!」という明確な対策がある項目ではないですが、もしこれらの能力を示すようなエピソードがあれば、面接でも強力な武器になると思います。

コミュニケーション力

研究に限らず、ほとんどの仕事はチームで進めていくことになります。その際に最大限の成果を出すためには、チーム内やその他の関係者の協力を得ることは欠かせません。

すなわち、相手の意見や意図を正しく受取ること、自分の意見を正確に伝えること、周りの士気を下げないこと、他の人が心地よく仕事できること。
そうした振る舞いができる人材かどうかというのは、非常に重要なポイントです。

どれだけ優秀な人材でも、人間関係を壊しかねない態度(人の意見を聞かない、否定的、高圧的など)はアウトです。もちろんその企業の社風によっては例外もあると思いますが、日系企業でも外資系でも、やはりある程度のコミュニケーション能力は必須だと思います。
もし周りのメンバーの士気を高め、チームの力を最大限発揮させることができる優れたコミュニケーション力があると面接官に受け取ってもらえたなら、大きなアドバンテージになるでしょう。

コミュニケーション力を示すためには、下記のような対策が考えられます。

エピソード:チームで取り組み達成したという事実を話す。
面接での振る舞い:落ち着いて、しっかりと相手の目を見て、質問に素直に答える。

コミュニケーション力は、付け焼き刃でアピールしようとしても上手くいく可能性は低いので、まずはこの二つだけを心に留めて面接に挑んでみてはいかがでしょうか。

発表や質疑応答のコツについては、こちらの記事で紹介しています。ぜひ読みながら試してみてください!

その他のポイント

専門性のレベルを相手に合わせる

研究内容のプレゼンと言っても、相手の専門性に応じて説明の細かさは変えるべきです。
例えば、金属加工の企業に対して生体の免疫反応メカニズムを詳細に説明しても、的を得ているとは言い難いでしょう(そもそも志望しない可能性も高いですが)。
企業の業界と自分の専門領域のレベル差に応じて、近ければ詳しく遠ければ概要だけに留め、その代わりにその研究の価値や意義、プロセスに重点を置いて説明するのが良いのではないかと思います。

企業に入社してからも、学会や展示会、業務提携など、様々な領域の研究者と会う機会があります。中にはお互いに全然知らない業界の人と会うこともありますが、そんなときも相手に合わせて上手く説明することが重要です。
知らないからこそ、相手の立場を考えて必要十分な内容を説明することで、弱点を補うことができるいいコラボにつながることがあるのです。

私も就活の時、面接を受ける企業によって内容を変えていました。
生物学専攻だったので、バイオ系研究企業に対しては分子生物学の技術部分に焦点をあてる、化学材料系の傾向が強い企業に対しては、技術の詳細は捨て、研究の結果得られる産業的なメリットに焦点をあてる、という具合です。

企業担当者の専門性のレベルは、その企業が属する業界からある程度推測することができます。
業界地図などを参照すると、産業ごとの繋がりや位置づけ、それぞれに使用されている技術などを把握することもできるので、各企業の専門性の把握や話に厚みを持たせるために役立ち、おすすめです。

また、個別企業の技術特徴は、事前の説明会ホームページ決算資料などを見れば把握することができます。特に製品ページ、研究開発紹介ページ、企業の沿革はその企業の得意分野に直結しているため、必ず確認しておきましょう。

研究発表・技術プレゼンなどの場合であれば、面接官も研究や技術系の可能性が高いです。
念のため面接官の肩書は確認しておいた方が良いですが、一般的な科学知識については遠慮せず使用してよいと思います。

事前準備の段階で相手の状況を把握し、適切な相手の心を動かすために参考になるポイントも下記の記事でまとめましたので、そちらも併せてご覧ください。

また早い時期からインターンなどを行うのも、会社の目的や何を求めているかを体感的に知る良い方法だと思います。

成長の伸びしろ

面接官は、あなたが入社した後に活躍してくれる人材かどうか、すなわち企業の業績チームの成果にプラスの影響を与えることができるかどうかを見ています。
そしてその伸びしろを推し量るための指標が、面接を通して伝わってくる上述の求められる能力です。

それらの能力を持っていることが面接で伝われば、面接官の頭に「将来活躍する姿」が思い浮かび、内定に一歩近づくのではないかと思います。

企業の目線になることを心掛け、準備や本番に挑みましょう!


私自身の就活や企業での経験から、技術面接や研究プレゼン発表の重要なポイントや、本当に現場で必要とされる人材、企業が何としても内定にしたい人材に求める内容についてお伝えしました。

なお、具体的な技術面接の際のプレゼンスライドや発表方法の詳細対策についても記事を追加する予定です。
必ず内定に結び付くと思いますので、ぜひ読み込んでみてください!

就活頑張ってくださいね!

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