スライドに秩序をもたらす機能 – パワポ「配置と整列」を100%使いこなす

スライド資料をつくるデザインのコツ
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資料を作ってみたんですが、何故かごちゃごちゃした見た目になってしまうんです…
素人っぽさが消えないというか…
何が足りないんでしょうか?

文字や図形のレイアウトが、揃っていない事が原因かもしれませんね。

揃ってない…整列ということですよね。

それだけでそんなに変わるんですか?

はい、大きく印象が変わります。

パワーポイントの整列機能を使うだけで、洗練された見やすいスライドになりますよ。

とてもシンプルですが、私がプレゼンの資料を作る上で、最もよく使う機能かもしれません!

そんな重要だなんて全然知りませんでした、使いこなせるようになりたいです!

この記事では、基本的な配置と整列の機能とその使い方のコツを紹介します。

統一されたレイアウト文字のブロックを作るとき、英語と日本語を併記するときなど、配置を整えるだけで情報がすっきりとまとまります。

配置を整えた例

とにかくよく使う機能なので、クイックアクセスツールバーに登録して、すべてのボタンに一発でアクセスできるようにしておくと、作業が捗りますよ!

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整列機能へのアクセス

デフォルトでは次の3通りのいずれかの方法で、配置と整列の機能にアクセスすることができます。

  1. ホームタブ → “図形描画”カテゴリの配置配置

  1. 図形の書式タブ → “配置”カテゴリの配置


  1. オブジェクトを選択した際のマウスポインタ近くのメニュー → 配置


おすすめの方法は、クイックアクセスツールバーに保存する方法。

好きなボタンを並べることができます

カスタマイズしたバーを画面上に常時表示させておくことで、どんな状況でも、必ず1クリックで整列させることができるようになります。
こちらの記事で詳細な設定方法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

基本的な使い方

基本の整列

複数のオブジェクトを選択した状態でこれらのボタンを押すと、アイコンの通りの並び方にオブジェクトが揃います。なお、揃えるラインは、オブジェクトの外枠の四角です。

デザインによって、左右中央のどこに合わせるべきかは変わりますが、悩んだ場合はこちらのルールで選択してみてはいかがでしょうか。

オブジェクトの種類揃え方目的
文章
左揃え
文章の始まりを統一することで読みやすくなる
単語や図形
左右中央揃え
単語や図形のブロックが左右対称になる
数字
右揃え
桁数が分かりやすい

上下方向に関しては、基本的には 上下中央揃えにしておけば間違いありません。

間隔を揃える

オブジェクト間の間隔をピッタリ揃えるときに使います。

3つ以上のオブジェクトを選択しているとき、同時に選択した全てのオブジェクトが等間隔に並びます

最初と最後のオブジェクトの位置を決めてからボタンを押すのがポイントです。
箇条書き図形を並べたときなどに積極的に活用することで、しっかりと意味のある並び方になります。

その他のテクニック

文字の配置

オブジェクトの左/右/中央揃え は、文字であってもオブジェクトの外枠を中心に揃えます。
つまり文字が枠の中でどちらに寄っているかで、見た目の位置が変わるのです。

そんなときは、文字の左/右/中央揃え を併用すると、正確に揃えることができます。
オブジェクトの外枠文字そのものも同じ揃え方にすることで、見栄えを整えましょう。

グループ化してから整列

アイコン+文字などの複数のオブジェクトを一つのブロックとして扱い整列させる場合は、あらかじめグループ化してから整列させるとやりやすいです。

元々のオブジェクトの位置関係を維持したまま、全体のレイアウトを整えることができます。

方法は、複数のオブジェクトを選択した状態で右クリック → “グループ化

これだけです。

グループ化する前に個別のオブジェクトも中央揃えなどしておくと、より整います。

その後、同じようにグループ化したブロックを整列させれば完成です。

絶対座標でスライドの中心揃え

実は、複数選択をしていない状態でも、整列コマンドは使う事ができます。
1つだけしか選択していない場合は、スライドエリア全体に対して整列が行われます。

すなわち、中央揃えをした場合は、スライドの外枠に対して常に中心にそのオブジェクトの中心が揃うことになります。

これを応用すると、例えば複数のオブジェクトをあらかじめ中央揃えにしておき、それをグループ化してから再度中央揃えをすることで、全てのオブジェクトを完全にスライドの中心に揃えることができるようになります。

自動ガイド機能

パワーポイントでは、オブジェクトを動かしたりサイズを変えたりするときに、オレンジ色の点線が自動で出てきます。

これも、整列をする際のガイドの役割を果たしています。

最終的に完全に整列させる時は配置と整列の機能を使った方がいいですが、簡易的にラインを揃える時はこれでも十分です。

うまく使い分けて効率的に資料作成しましょう。


一見複雑そうですが、「とりあえず揃える!」と覚えておけば良さそうですね!

はい、それだけで随分変わるはずですよ!

まずはクイックアクセスツールバーに一通り並べて、ぜひ使ってみてください。
また、英語と日本語を併記する場合など、スライドが複雑になってしまう場合は、さらにレイアウトを整えることが重要になります。

またこちらの記事では、シンプルで伝わりやすい資料にするための様々なコツを紹介しているので、ぜひご覧ください。

詳細はこちら
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